きぬっ子だより

深まる秋…そして、校訓と教壇が設営される。

<深まる秋> 
 先日、5年生の男の子と窓の外を眺めながら「学校の紅葉が赤くなってきたね。」「はい。山もだんだん赤くなってきましたね。」「この前の土日は鬼怒川は混んでいたの?」「はい。お母さんが仕事にいっているお店が忙しかったそうです。渋滞もしていて、なかなか帰って来ませんでした。」「本当にたいへんだったね・・・。でも、うちの学校の紅葉はきれいだよね。」「そうですねぇ~。」学習発表会の練習のさなか、心がほっこりとした一時でした。
 コロナ禍の中、GOTOキャンペーンで鬼怒川も少しずつ活気を取り戻してきたようです。まだまだ予断を許さない社会の状況ですが、日常のこんな小さな場面を大切にしていきたいなあと心から思いました。

<校訓・教壇が設置される!!>
 本校は創立72年になります。昭和13年11月に滝分教場と藤原分教場が合併され鬼怒川分教場が設立されたそうです。その当時の様子を「校訓」という題名で卒業生の阿久津恵永子さんが書き記していました。その中に「教室の正面中央の黒板の上に校訓の額が掲げられてありました。一、恩を知り恩にむくいよ 一、日々感謝の生活をせをなせ 一、責任を果たせ  毎朝一時間目の授業開始前に必ずクラス全員で合唱したものです。」とありました。当時のお話を聞いた校長先生は、これをぜひ復活させたいと地元の書道家皆川邦子先生に依頼し、写真のような校訓に仕上がりました。「今後、子ども達にも校訓の意義を話して、その思いを浸透させていきたい。」との校長先生のお話でした。

 また、「無垢の会」の方の御厚意により、教壇が1年生の教室に設営されました。子ども達は「舞台が出来たよ。」と喜んでいました。黒板に文字を書くときやみんなの前で発表するとき、役立つことと思います。