大室小だより

2018年2月の記事一覧

初午の日に

今日は「初午」でした。2月最初の午の日を「初午」といい、その年の豊作を願います。栃木県では、しもつかれを食べる風習があります。また、「7軒食べ歩くと病気にならない」と言い伝えられています。しもつかれは、大根、にんじん、大豆、油揚げ、鮭の頭などの材料を煮込んだ料理です。鮭の頭は何日も煮込むので、給食では鮭の切り身を使っています。酒かすも控えめなので、食べやすかったのではないでしょうか。

今日は「初午献立」。『黒米ごはん(ごま塩)、牛乳、厚焼きたまご、しもつかれ、けんちん汁』。子どもたちの中には、郷土料理「しもつかれ」をたくさんおかわりした子も見られました。

        

 栃木県の郷土料理の横綱「しもつかれ」。今年はもう食べられましたか?

 

日本海側では、季節外れの大雪のニュースが連日届いています。日光市でも、連日寒い日が続いており、ご苦労されている方も多いのではないでしょうか。

初午の日、冬と春が寄り添っている姿が見られました。そして、いろいろ工夫して遊んだり、当番の仕事をがんばっている子どもたちの姿も。がんばる姿は美しい!寒さの中にも、一歩一歩春の足音が近づいてきていますね。

      

      

      

          

日光市小学生氷上体育大会

天候に恵まれた「星野・石幡記念日光霧降スケートセンター」で、『日光市小学生氷上体育大会』が開催されました。本校からも、4年生5名、5年生5名の計10名の児童が参加し、他校の児童と競技(100m)を行ってきました。なかなか他校の児童と同じ土俵で競い合う機会も少ないのですが、己の力を知る良い機会になったことと思います。子どもたちは全力で滑ることができたようです。まさに『切磋琢磨』、応援ありがとうございました。

     

     

   

    

    「尽力ということ」 スケート場オープンの陰に 学校長 藤本 明英

 小学1年生の時、初めてスケート靴を買ってもらった。ビニール製のフィギュアだったが、それまで貸し靴で滑っていたので、自分の靴で滑る嬉しさは格別だった。練習場といえば、もっぱら県立今市高等学校の裏側にある琴平山の天然氷のスケート場であった。琴平山のスケート場は2ヶ所あったが、上の方は上手なやつが、下の方は下手くそなやつが滑るという暗黙の約束事があったので、早く上のスケート場で滑れるようになりたくて冬休みは毎日スケートに行った。

  2年生になりスピード靴を買ってもらえることになった。(あこがれのSSSの皮製)両手を腰にあてて滑り、コーナーではクロス(みんなは「チドリ」と言っていた)が出来るようになりたくて、そればかり練習していたこともあった。スケート場には、小さな売店があった。中でも、練炭の上にのせられた大鍋の中に湯気立つおでんはとても味がしみてうまかった。1日20円のおこづかいは、しょうゆ味のさつま揚げおでん1本でなくなった。他に甘味噌にきな粉をまぶしたこんにゃくがあったと思う。ラムネが飲みたかったが買えなかったのでがまんした。でも、山から流れ出る沢水のがぶ飲みは十分すぎるほどのうまさだった。

  さて、このスケート場の管理はどのようになされていたのだろう。最近になってわかったことだが、旧今市市平ヶ崎の近所の人達が夜中に泊りがけで作業をしたということだった。氷点下の寒空の下、竹箒1本できれいに掃き水撒きをする。大変過酷な作業だったと思う。管理人は、手塚庄衛門さんという方で、旧今市市の市会議員をしていた方だったそうだ。その当時、スケート場の運営に協力してくれたたくさんの方々に心から感謝したい。

  他にも田んぼスケート場は、たくさん存在した。杉並木沿いの日陰にある田んぼに多かったが、それこそ育成会のお父さんやお母さんが総出で夜中に作業をしたのだ。冬の体力づくりのために、子どもたちの遊び場作りをしてくれたのだ。稲の切り株がぼつぼつ出てしまって滑りづらかった事を覚えている。

 学校現場は、まさに多くの尽力で支えられている。「偉そうな人が、演台の前で『先生方の御尽力に感謝します。』などと言う挨拶を耳にするが、そういう人に限って全く物事が見えていない。」どこかのテレビ番組で聞いた評論家の一節を思い出した。「なにびと」が「どんなところ」で「どのように」尽力しているのかが見える教師になりたいと思うし、尽力する一人であり続けたい。そういえば、大室小にも朝早く出勤し持久走のライン引きをしている先生、寒空の中落ち葉さらいをする用務員さん。これまで、たくさんの先生方が子ども達のためにがんばっていた。先生方の御尽力に感謝いたします。ありがとうございます。


  

国際理解のための学校支援ボランティア講師派遣事業(総合的な学習の時間)

昨日は「立春」。暦の上では春。日差しの中にも少しずつ「春」を感じられるようになってきました。

今日は、5年生の総合的な学習で「国際理解のための学校支援ボランティア講師派遣事業」の一環として、柿沼芳子(羅 冬芳)様を講師にお迎えして、「中華人民共和国」について授業をしていただきました。柿沼さんは中華人民共和国の四川省出身で、今までの生活・体験をもとに、視聴覚教材や中国のお金(人民元札)などの具体物をもってきてくださり、分かりやすく丁寧にお話ししてくださいました。柿沼さんがチャイナドレスを着て子どもたちの前に現れると、教室中に歓声が起こりました。子どもたちにとって、なかなか見聞できない貴重な体験をすることができたように思います。ありがとうございました。

      

      

   

「国際理解」の第一歩は、「ちがいを知ること」から始まるのかもしれませんね。

      

雪 再び

3学期2度目の雪となりました。朝の登校が心配されましたが、元気な子どもたちの姿に安心しました。さて、今日も朝からの除雪で、前回ほどではありませんでしたが、少し疲れも残りました。子どもたちは、早速、雪合戦や雪だるま作りなどに興じていました。雪にも負けずなわとびに励む子もいました。

     

     

        

昼休みに、代表委員会が開かれました。5年生を中心にして、各学級から話し合いの結果を持ち寄り『6年生を送る会』について話し合いました。それぞれの考えを出し合い、6年生への感謝の気持ちのこもった会になるよう、計画を立てることができました。こうして、少しずつ6年生から5年生へ、バトンはつながれていくのですね。

    

    

本日、来年度入学児童の保護者の方をお迎えして、『入学説明会』を行いました。足下の悪い中ありがとうございました。

    

明日は節分です。今日の給食は、節分献立でした。『ごはん・牛乳・いわしのおかか煮・小松菜のアーモンド和え・すまし汁・福豆』

節分とは立春の前日のことです。「季節を分ける」という意味があり、もとは、立冬や立夏、立秋などの前日も節分といわれていましたが、いつの間にか、立春の前日をさすようになりました。「鬼は外」のかけ声とともに、豆をまくのは、豆にある「霊力」で、災いを払う意味があります。また、柊にいわしの頭をさして玄関に飾るのは、柊のとげといわしのにおいで鬼を追い払う意味があります。このような意味があり、今日の献立で「いわし、福豆」を使用しています。

    

豆まきをして、今年は豆をいくつ食べますか?

みどりっ子共遊(最終回)

 1月31日夜に、3年ぶりの「皆既月食」がありました。御家族でご覧になった方も多いのではないでしょうか。子どもたちの中にも、「皆既月食を見られてうれしかった。」とか、「今度いつ見られるのかな?」と、話している子がいました。自然からのすてきなプレゼントでしたね。                                       

 今日から2月(如月)がスタートしました。業間には、縦割り班で最後の「みどりっ子共遊」が行われました。「フラフープ送り」の最終回でした。今回は、並び方を工夫して対戦しました。上級生が渡し方のこつをアドバイスする姿が見られました。班ごとのチームワークが随所に見られ、これまでの活動の成果だと感じました。今年のChampionは5班と9班でした。おめでとうございます。みんなで心を合わせてがんばるって素晴らしいですね。

      

      

   

これからもいろいろな場面でみんなで活動することも多いと思います。「チーム大室」でがんばっていきたいですね。

※明日の登校時、雪が心配されます。安全に十分気をつけて登校してください。