ゆたかな丘 News & Events

新聞に出ていた、読むことで理解する事例

 新聞に出ていた、読むことで理解を深める事例を紹介します。国語の場合は教科書の理解ではなく、読むこと自体の力をつける事例です。

 国語 コラムを読み、読む力をつける
 特にお薦めなのは、1面にあるコラム(読売新聞では「編集手帳」)です。タイムリ
 ーな話題が比較的短い文章で、「起承転結」の組み立てで書かれているため、とても
 読みやすいです。また、見出しがないため、先入観をもたずに読むことができます。
 そこで、家族の皆さんや友達と一緒に同じコラムを読んで見出しをつけ、その理由や
 内容について意見交換してみましょう。 開倫塾 津久井幸「新聞で考える力をつけ
 よう」『読売 新聞』2016年(平成28年)8月14日(日)
 
 社会 教科書の音読
 あらゆる教科の学習の基本は教科書です。ですから、社会もまずは教科書の全内容を
 覚える意気込みで声を出して読む音読にはげんでください。 開倫塾 鈴木一昭「分
 野別 歴史年表を作ろう」『読売新聞』2016年(平成28年)5月1日(日)
 
 数学 参考書を繰り返し読む
 市販の参考書には大きく2つのタイプがあります、1つは、高校受験に必要な知識が
 網羅されているもの、もう1つは、基礎・基本の理解に重点を置き、テーマを絞って
 詳細に解答や解説をしているものです。参考書は自分のレベルに応じたものを選ばな
 ければなりません。苦手克服には、「理解」に重点を置いた後者が適切です。1度読
 んでわからなくても、間をおいて、2度、3度と繰り返し読みましょう。そうする
 と、少しずつ内容が頭に入ってくるようになります。根気よく、理解しようと努める
 ことが重要です。
 開倫塾 和田英明「数学 パターン習得で向上」『読売新聞』2014年(平成26
 年)6月27日(金)
 
 理科 教科書や参考書の音読
 体温では、「恒温」は周りの温度が変化しても体温がほぼ一定に保たれ、「変温」は
 周りの温度変化に伴って体温が変化します。このように、教科書に出てくる語句一つ
 ひとつの意味をしっかり理解することがたいせつです。教科書や参考書をよく音読す
 ることをお勧めします。 開倫塾 岡部正行「理科 疑問持つこと大切」『読売新
 聞』2017年(平成29年)7月17日(月)
 
 英語 教科書の音読→語句調べ→日本語訳→英文に直すこと→○つけ
 そこで、その日に学習した教科書のページを音読しましょう。音読の際に、読み方や
 意味がわからなかった場合はすぐに調べましょう。その後、教科書の本文の日本語訳
 が自分でできるかをノートに書き出して確認しましょう。次に、ノートに書いた日本
 語を英文に直す作業をしましょう。英文を書き終えたら、教科書の内容と比較して、
 間違えた部分を赤ペンで直し、間違えた文章や単語を覚えるまで声に出しながら書く
 練習をしましょう。開倫塾 津久井幸「英語 まず教科書音読」『読売新聞』201
 7年(平成29年)6月26日(月)
 
 各教科、あくまでも1つの事例ですが、教科書の音読を大切にすることで、かなり理解できることがわかります。                                    校長 見目 宗弘