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苦手な部分はノートを作り、対応する

 できなかった問題をノートにまとめ、教訓を導き出しておくことはその後の財産になります。これは、中学1年生から実施できます。
 中学3年生になると、この勉強方法が威力を発揮します。高校入試の過去の問題、過去問の活用です。中3になると過去問を解いて入試に備えますが、過去問で力試しをするという面とともに過去問を解きながら勉強すると考えると、過去問後のノート作りがとても有効な勉強方法になります。
 次に示すのは過去問を解いて採点した後の行動の説明です。

 
 すると、出題傾向や形式・自分の得意なところと不得意なところなどがわかり、最
 適な対策が立てられます。当然のことですが、問題を解いたあとは徹底的に復習
 し、不得意なところをなくしていきましょう。それに有用なのは参考書です。復習
 は教科書と授業ノートを用いて行うのが基本ですが、時間を有効に使いたいときに
 は、参考書がおすすめです。要点がわかりやすく整理して書かれているので、よく
 理解できます。「苦手箇所ノートにまとめて」開倫塾講師 添田仁実『読売新聞』
 2016年(平成2 8年)9月11日(日)

 
 過去問を解き、苦手なところを自分で知り、勉強し直して苦手を克服します。上記の復習に加え、次のように「まとめノート」を作るとさらに効果的です。添田先生は続けます。

 
 教科書・テキスト・問題集・各種のテストの問題を解いてできなかったところ、つ
 まり苦手な箇所の重要事項や要点などをまとめるのです。これは自分専用の参考書
 になります。常に持ち歩いて繰り返し読み、すべて覚えると、苦手な箇所が解決で
 きます。

 
 「まとめノート」を作るのです。まとめておけば、苦手な部分を後で一挙に復習でき、苦手克服の手立てとなります。気づいた教訓を書き加えておけば、さらに理解が深まり価値のあるノートになります。同様の問題が出題されても、対応できるはずです。
 なお、過去問は中3の2学期から解き始めるのが理想と言われています。それまでに中1、中2の復習ができていない場合には、復習をすませてから、行うのが良いです。11月頃からでも間に合うと言われています。  
                      校長 見目 宗弘