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なりたい自分-今の自分=願望(目標)

自分自身のことはなかなかわからないものです。それは自分のことは当たり前すぎて自分では見えないからです。けれど、自分のことが見える時があります。それは、例えば試合に負けたときです。試合に負けたとき、力が足りなかった自分の姿が見えてきて、なりたい自分に近づくために勝ちたいという気持ちが強くなります。この願望(目標)がやる気のもとです。願望(目標)はなりたい自分から今の自分を引いたときに見えてきます。強くあこがれるものがあるときも、その姿に近づきたいという願望(目標)が明らかになります。

やる気が出ないときはこの願望(目標)がわかるような行動をすると良いです。自分のあこがれは何なのか、外に目を向けることで、願望(目標)が見えてきます。あるいは人と話をすることで、自分に足りないものが見えてきます。例えば、友達は将来をどんな風に考えているのか、先輩はどんな勉強をしたのかなど聞くことです。人と話をすることで「友達はこんなに深く考えていたのか」「先輩は影でこんなに勉強していたのか」など、人との違いに気づき、なりたい自分が見えてきます。

外に目を向けたり、人と話をしたりしますが、大切なのは、そのようなことをして、自分を見つめることです。「自分はどうなっていたいのか」「自分は何をしたいのか」など、一番かんじんなことを自分自身に問うことです。これは本人にしかできません。だから、やる気の責任者は自分なのです。            校長 見目 宗弘