足尾小中学校だより

足尾小中学校Events&News

5年社会科見学で古河C&F株式会社に行きました

 11月5日(水)に5年生が社会科見学で、足尾銅山の修理工場として発足した古河C&F株式会社の見学をさせていただきました。古河の特殊鋳物を作る優れた技術や、工場同士の協力関係、歴史、SDGsなどをおはなししていただいたあと、工場の様々な工程を見学させていただきました。

  安全専一ということばの通り、子どもたちは話をよく聞き、一つ一つを写真に記録していました。大きな炉では1300度の鉄が溶けている様子が分かりました。

  ものつくりの現場には、様々な安全への工夫や、品質を確認する項目がありました。強くて丈夫な鋳物は、多くの丁寧で迫力のある工程を経て完成し、出荷されていくことを知りました。工場のみなさん、大変貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

あかがね祭を実施しました

 10月25日(土)にあかがね祭を実施しました。足尾小中学校の文化祭の「あかがね祭」と足尾芸術祭のステージ部門が共同開催となり3回目を迎えた今年度は「~光~」をテーマに小中学生と地域の皆様一人ひとりが、そして足尾全体が光輝けるようにとの想いを込めて開催しました。

 初めにオープニングセレモニーとして、9年生の実行委員長と文化協会長さんからのあいさつです。

 続いてスピーチの部です。9年生の少年の主張と8年生の英語スピーチを行いました。

  小学生の発表です。2・4年生は「ニャーゴ」を劇で、4・5・6年生は総合的な学習の時間に足尾の廃校、休校小学校を調べたことについての発表として「今につながる小学校の歴史」として、5・6年生は修学旅行について、それぞれ発表しました。

  地域の皆様による「ハンドベル」の演奏です。ハンドベルの伴奏でみんなで合唱もしました。

  中学生各学年による発表です。7年生は「地域の課題解決について」として、総合的な学習の内容について、8年生は6月のマイチャレンジの活動内容の報告、9年生は金銀銅山サミットでの内容の発表と琴で「パイレーツオブカリビアン」の演奏と各学年それぞれの学習成果の発表をしました。

  地域の方々の大正琴の演奏です。懐かしの名曲が学校に響きました。

  午前の部の最後は子ども達の有志による発表です。小学生、中学生それぞれのダンス、中学生のフラダンスの発表です。

   午後の部は、いつも子ども達に太鼓指導をしてくださっている地域の方の足尾和太鼓チーム「銅」による太鼓演奏です。本校生徒も練習の成果を披露してくれました。

  続いて中学生各学年有志による発表です。各学年ともに練習を重ねた「ダンス」「動画を用いた劇」「コント」を披露し、会場は大きな声援と笑い声に包まれました。

  全校による銅太鼓の披露と全校合唱です。続けて練習に取り組んできた成果を全員で心を合わせて披露しました。今年は銅太鼓の演奏に職員も練習を重ねて参加しました。

  フィナーレは校長と実行副委員長あいさつ、恒例の記念撮影を行い終了しました。

  学校と地域の皆様の共同開催の文化祭として、保護者の皆様、地域の皆様、関係の皆様にご参観、ご参加いただき、盛大に実施することができました。子ども達も多くの方々にご参観いただき、日頃の成果を披露できたとても良い機会となりました。地域とともにある足尾小中学校として、今後も地域の皆様とともに歩んでまいりたいと思います。お世話になった皆様、お越しくださった皆様、大変ありがとうございました。

あかがね祭に向けて2

 今週土曜日に迫った「あかがね祭」に向けて、着々と準備や練習が進んでいます。9年生にとっては最後の、6年生にとっては小学校最後の「あかがね祭」です。子ども達それぞれが想いを持ち、一人ひとりが練習の成果や自分の役割を果たそうと頑張っている姿がとても頼もしく映ります。

 9年生は体育館入り口への大きな掲示も作成しました。

 22日(木)はリハーサルを行いました。舞台発表の練習と、子ども達の係の練習や照明等の確認を行いました。

 地域の方々によるハンドベルの演奏に合わせて行う歌の練習も行いました。

  各学年の発表の他にも有志による趣向を凝らした発表や全校での太鼓演奏や合唱等があります。子ども達は自分たちの発表や係の役割など、少ない人数でとてもよくがんばっています。こうした大きな行事の準備等を通しても「考える力」「コミュニケーション力」を育てていけるように取り組んでいます。当日は地域の皆様の発表等もあります。一緒に素敵な文化祭を創れることを楽しみにしています。土曜日、皆様のお越しをお待ちしています。

華道・茶道教室を行いました

 10月22日(水)に地域の方々に講師を行っていただき、華道と茶道について5・6年生が学習を行いました。華道では、お花の扱い方、生け方、魅せ方などについてお話をいただき、子ども達は夢中になって取り組み、それぞれのオリジナルの作品を完成させることができました。土曜日のあかがね祭でも展示をする予定です。

 茶道では、事前に茶室として準備をしていただいた和室に移動し、一つ一つの作法についてお話をいただきました。また、お菓子やお茶をいただく際の作法やマナー、茶器等の意味や茶道の文化等についても教えていただきました。子ども達は普段体験できない場に慣れない正座をしながらも多くの学びを得ることができました。

 室町文化の体験として、貴重な経験と学習ができた一日となりました。こうした体験活動は学びの場はもちろん、子ども達にとって記憶に残る、またキャリア教育にもつながる大切な機会です。地域の皆様に支えていただき、こうした活動ができることは本当にありがたいことです。講師の皆様、ご協力いただきました皆様、大変ありがとうございました。

 

教育実習生の研究授業を行いました

 9月29日から1月間、本校出身の2名の大学生が教育実習を行っています。10月21日(火)は実習生による研究授業を、7年生の社会科と4年生の国語科で行いました。

 7年生の社会科は、室町幕府の武家政権を鎌倉幕府の状況と比べながら時代の変化について考える授業でした。

 タブレットに提示したいくつもの資料の情報をもとに、子ども達は熱心に調べたり、話し合ったりしました。

 調べた内容を全員で共有し、幕府と武家政治の関係や変化についてまとめました。

 4年生の国語科は新聞つくりの単元の最初の授業で、新聞つくりのポイントを理解して意欲を高めることをねらいとした授業でした。

 実習生がつくった「和と洋」についての新聞をもとに、新聞つくりの特徴や良さを考えました。

 1人だけの4年生なので、話し合いながら考えることができないため、授業の中では先生の支援や声かけの手立ても大切となります。クイズ形式を取り入れながら考えを深めていけるように工夫しました。

 授業後にミニ研究会を行い、授業の良かった点や今後に向けての話し合いを行いました。

 2名の実習生ともに、研究授業に向けて少しでも良い授業となるよう、職員の支援や協力を得ながら熱心に準備を行いました。2人とも笑顔で穏やかに落ち着いて授業を行うことができ、授業のねらいを達成することができました。この実習を通して、教師としての責任や魅力、やりがいを実感し、是非素敵な先生になってほしいと思います。実習はあかがね祭が最終日となります。