校長室だより

2022年6月の記事一覧

「梅雨の時季には読書を」

 最近の子どもたちは、あまり本を読まなくなってきたと言われています。学年が上がるほど、その傾向が強くなるようです。そんな子どもたちが読書好きになるには、興味のわく本と出会うことが大切です。先日、業者さんが持ってきた沢山の本の中から図書室に置きたい本を選ぶ「巡回図書」がありました。教職員は子どもたちに読ませたい本を、中学生は読んでみたい本を選びました。楽しそうに本を選んでいる中学生の姿が、とても新鮮でした。また、読書をすることが多い子どもほど、コミュニケーションスキルや礼儀・マナースキルが高い傾向にあるそうです。そして、本を読むと集中力や忍耐力が養われることが最大のメリットだそうです。ぜひ御家庭で時間がある時には、図書館や書店に連れて行っていただき、子どもたちが興味や関心を持てる本に出会う機会を作っていただけたらと思います。その他、家族で一緒に読書をしたり、同じ本を読んで感想を共有する楽しみ方もおすすめです。
 6月は、梅雨の時季となり外遊びもできない日もあると思います。スマホやタブレットでゲームをしたりユーチューブを見たりする時間を少しでも減らし、読書の時間を増やしてみてはいかがでしょうか。そして、興味のある本を読むことから始めて、少しずつ読書をする習慣を身につけて欲しいと思います。

「心の通うあいさつを」

 新年度がスタートして1ヶ月が過ぎました。新入生もすっかり学校に慣れ、毎日子どもたちの明るく元気な声が響いています。小学校の登校班の班長さんは、リーダーとしての自覚が高まり、下級生に優しく声をかけながら登校しています。新年度を迎えて、とても頼もしく感じています。
 ところで、あいさつを漢字で書くと「挨拶」となります。「挨拶」について調べてみますと、「挨」は「自分の心を積極的に開いて近づく」という意味で、「拶」は「心を開いた状態で、人の心に迫る」という意味と捉えることができるそうです。遠くからでも大きな声で「おはようございます。」と元気にあいさつをしてくれる小学生。自転車や徒歩で登校してくる中学生たちも明るいあいさつで、たくさんの元気を私にくれます。地域の方々も立哨指導をしている私に、あいさつをしてくださいます。本校の一階廊下には、「あいさつ通り」という看板がありますが、小来川地区全体が「あいさつ通り」だなと感じています。毎朝、子どもたちの登校を見守りながら、私自身が清々しい気持ちにさせていただいています。
 あいさつとは、人と人とのコミュニケーションを図るために必要な基本的要素です。明るく元気な気持ちのよいあいさつを意識して、心の通うあいさつをしたいものです。

「新年度を迎えて」

 あたたかな日差しがふりそそぐ校庭に子供たちの元気な声が響き、令和四年度がスタートしました。日頃より地域の皆様、保護者の皆様には、本校の教育活動に深い御理解と御支援をいただき、心より感謝申し上げます。
 今年度は、入学式に小学一年生四名、中学一年生一名を迎え、全校児童生徒二十二名と教職員二十三名で令和四年度の教育活動をスタートできることを嬉しく思います。
 今年度、本校では目指す子ども像として、次
の三つを掲げ取り組んでいく所存です。・心身共に健康で、自ら問題を発見し解決 できる児童生徒(体)
・広い視野と見識を持ち、主体的に判断で きる児童生徒(知)
・多様な人々と協働できる児童生徒(徳) 我々教職員一同、子どもたちが早く新しい学年での学習や生活に慣れ、毎日の学校生活が充実し、安全で安心して過ごすことができる場となるよう努めて参ります。
 今年度も新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、保護者の皆様や地域の皆様にも様々な御協力をお願いすることがあると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
   
 学校教育目標「心身の健康を一に、学びを求め、礼節を舎す児童生徒」
 学校経営の基本理念
「一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、児童生徒自ら現在及び未来における自己実現を図っていくための自己指導能力の育成に努める。」