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2020年6月の記事一覧
求められる課題解決の力
では、今、どういう学力が求められているのでしょうか。
生徒の皆さんが学ぶ教科書は文部科学省の示す「学習指導要領」というものを受けて作られています。「学習指導要領」でAについて学習する必要があると示されると、教科書にAのことが載るようになります。
その「学習指導要領」に影響を与えるのが、「中教審答申」です。これは専門家の人たちが集まって、教育について議論し、「これからの教育はこうあるべきだ」と示したものです。平成28年に示された「中教審答申」には次のようにあります。
“今学校で教えていることは時代が変化したら通用しなくなるのではないか”といっ
た不安の声もあり、それを裏付けるような未来予測も多く発表されている。
現代は、時代の変化が速く、学んだことが役に立たなくなるのではないかという指摘です。このような時代だから、次のことが求められます。
解き方があらかじめ定まった問題を効率的に解いたり、定められた手続を効率的に
こなしたりすることにとどまらず、直面する様々な変化を柔軟に受け止め、感性を
豊かに働かせながら、どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生を
よりよいものにしていくのかを考え、主体的に学び続けて自ら能力を引き出し、自
分なりに試行錯誤したり、多様な他者と協働したりして、(中略)よりよい社会と
幸福な人生の創り手となっていけるようにすることが重要である。
長い1文ですが、要は今までの学力にとどまらず、課題を解決する力を付けることが大切であるということです。とても難しいことが教育に課せられました。なぜなら、課題を解決するのは、大人でも簡単ではないからです。
次回はもう少し、このことを掘り下げて考えてみましょう。 校長 見目 宗弘
求められる学力が変わってきている
勉強方法さえ分かれば、勉強について考えなくても良いように思います。しかし、勉強について考えなくてはならないのは、求められている学力が変わってきているからです。求められている学力が変わってきているということは、テストや入試の問題も変わりつつあるということです。記述式の問題が増えてきているのはそのためです。これらに対応するためには、対応できる力をつけるための学習方法が選択されるべきです。だから、勉強について考える必要があるのです。 校長 見目 宗弘
最適な勉強方法は目的や内容によって変わる
方法を考える上で大切なのは、目的や内容が違えば最適な勉強方法も変わるということです。また、一人一人の情報処理の仕方も違うので自分にあった最適な勉強方法も違います。そのためネットで「勉強方法の本」と検索すると非常にたくさんの本が検索され、たくさんの方法があることがわかります。
ここでは、勉強方法をカタログ的に示すのではなく、勉強法を考える上で基本となる大切なことをおさえていきたいと思います。具体的な方法については生徒の皆さんが「自分にあった方法」を試行錯誤しながら見つけていってほしいと思います。(後に述べますが、この試行錯誤という手続きが今、求められている学力ではとても大切なのです。)
以下、勉強方法について、大きく4つに分けて述べていきます。勉強について、理解について、定着について、応用についての4つです。 校長 見目 宗弘
生徒集会・生徒会専門委員会実施
今年度初めての生徒集会を校内放送で行いました。生徒会役員の話が主で、今年度のスローガン「ONE TEAM 自由な心でつくりあげる みんなの豊中」も発表されました。いつもの年のようにいかないことが多く、苦労することも予想されますが、全校生徒心一つに頑張ってほしいと願っています。
終了後生徒会専門委員会が続き、それぞれ組織づくり、活動計画立案などを行いました。今後、各自責任をもって活動に取り組んでくれることを期待しています。
学校支援ボランティア募集(お知らせ)
この事業は、「地域と学校が協力・連携して、日光に住む大人たちが、
日光の子どもたちをみんなで応援しよう。」という事業です。
興味がある方は、
生涯学習課 21-5182
にお問い合わせ下さい。
また、募集チラシが学校に数枚届いています。
興味がある方は、連絡下さい。(担当岩井)
ボランティア例
農園活動ボランティア
読み聞かせボランティア
花壇の整備ボランティア・・・様々あります。
根気という学力
岸本氏は根気を「深部の学力」と呼びます。
そして、家庭で毎日、何かの仕事をきちんと当てがうことです。すると、仕事だけで
なく、勉強もおしまいまでちゃんとやり通す根気ができてきます。(中略)しつけ
は、勉強と無関係のように見えますが、じつは"深部の学力"なのです。p.18
『家庭でのばす見えない学力』岸本裕史著(小学館)
勉強量を確保するには根気が必要で、その根気をつけるには、仕事を最後までやり通すことが必要である。つまり、「勉強ができるようになるには生活をしっかりすることが必要である」という結論です。
これは詩人の大岡信さんが「言葉の力」というエッセイで書いていたことと同じです。桜の木は花のピンク色を出すために木全体でピンクになっている、人間の言葉も同じだと大岡さんは言います。勉強も同じです。自己を律する生活をすることで、根気強く努力を続けることができるようになり、勉強の花が咲くのです。生活が勉強の花を咲かせています。
特にがまんの「入力の時期」。自分を律する生活をし、根気をつけていきましょう。
校長 見目 宗弘
努力しても結果が出ないとき
学んでいる3ヵ月、5ヵ月というのは、成績が上がらない。基礎が身に付いて、模試
のレベルに近づいてようやくバンと上がるのです。p.121
『今日から始める「やる気」勉強法』
ある程度、わかってきてから一気に分かるようになるのです。そのため時間がかかるのです。漆校長先生はこのことを「入力の時期」「出力の時期」とダムにたとえています。
ちに共通することは、本人が意識している、していないにかかわらず、それまでの隠
れた積み重ねがあることです。(中略) ダムにたとえれば、最初のうちは、水をため
る「入力の時期」が長く続き、ある日を境に、大量の水を放水できる「出力の時期」
がくるようなものです。pp.163-164
『伸びる子の育て方』品川女子学院校長漆紫穂子著(ダイヤモンド社)
「入力の時期」はどの世界にも共通のものです。大人でも新しい職場では、物のある場所さえわからずに思うように仕事ができません。中学生なら部活動に入部したときがそうです。一通り分かるには時間がかかるのです。それが「入力の時期」です。
この間は根気強く努力を続けなければなりません。「やる気をキープするための努力の貯金」でも書いたように今までの頑張りを振り返り、意欲をキープし続けることです。 校長 見目 宗弘
交通安全教室開催
昨日、1年生を対象に交通安全教室を実施いたしました。日光市から3名の交通教育指導員を招き、安全な自転車の乗り方などに関して御指導いただきました。自転車点検時のポイントについて説明を受けた後、校庭に設置した模擬道路を使って、実際に自転車走行をしました。生徒達は、途中チェックポイントを通過しながら、一時停止や左右後方の目視など、走行時の留意点を確認しました。
小さな時間を有効活用
ふだん見過ごしているちょっとした時間を活用するという発想があります。社会人に向けて書かれた『すごい「勉強法」』高島徹治著(三笠書房)という本に示されていたことです。この本の中では時間が3つに区分されています。大時間、中時間、小時間です。大時間は土曜日や日曜日等、1日をフルに使える時間です。大時間の時間の中ではまとまった作業をすることができます。中時間は平日の家に帰ってからの時間です。約2、3時間。ある程度のことができます。小時間は15分前後の時間です。高島氏はこの時間を次のようにいいます。
「勉強のできる人」と「できない人」の差は、小時間(細切れ時間)の使い方にあ
ると言っても過言ではありません。p。138
高島氏は、多くの人はこの小時間に気づいていず、「時間がない」と言っていると言います。
小時間は作業をするには短か過ぎる時間です。この時間は電車を待つ間とか外に出かける前の時間とか、ちょっとした隙間の時間で、机で勉強できないような細切れの時間です。
けれど、この時間に合った学習をすれば、小時間も有効な学習時間となります。例えば、暗記です。何かを暗記する時間として活用すれば、時間的にもちょうど良い時間となります。そのためには、中時間や大時間にその準備をしておくことが必要です。
時間を上手に活用することで、限られた時間の中で量を確保することができます。
校長 見目 宗弘