今三小だより

ICT活用の研究授業を行いました

  
本校は日光市から「ICT教育推進パイロット校」の指定を受け、ICTの活用を中心に「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善に取り組んでいます。
9月29日、福井大学大学院の小林和雄先生をお招きし、3学級での研究授業と本校全職員での研究会を行いました。

  

2年生は算数の「形をしらべよう」です。5つの四角形の角や辺の長さを調べて、正方形・長方形・どちらでもない、に分ける活動です。
5つの図形はロイロノートで児童に送られ、タブレットの画面上で定規を当てて調べています。
直角や等しい辺などを見つけ画面上で書き加えることや、仕分けの作業もロイロノート上で行います。
近くの友達と確認をしながら、作業を進めています。
分類した結果はロイロノートの提出箱に入れて、全員で情報共有します。
追加の練習問題でもロイロノートで配付。
2年生も上手にロイロノートを使いこなしています。
最後の「ふりかえり」はノートに鉛筆で書きました。

 


4年生は社会の「自然災害から命を守る」です。
大きな台風が直撃することを想定し、どのような備えをすれば命を守る行動につながるのかを考えました。
授業の導入では、ロイロノートのシンキングツールや天気図の画像、実際に起きた水害の際のビデオ映像などを見て、直面する災害をイメージしました。
そしてグループ毎に違う想定(立地や家族構成等)で友達と話し合いながら準備に必要なものなどを考えていきます。
ネット検索を使って防災用品や非常食などを見つけている児童もいます。
調べたこと・考えたことをプリントにまとめ、写真を撮ってロイロノートで共有しました。
「ネットで調べたらナイフができてきたけど何に使うんだろう」などと、あちこちで活発な学び合いが見られました。


6年生は体育の「とび箱運動」で、台上前転や首はね跳び・頭はね跳び等に挑戦しました。
始めにロイロノートで授業のめあてを確認します。
お手本動画もロイロノートで児童に共有されています。
準備体操の後、それぞれチャレンジする種目毎に分かれて練習します。
跳び箱の横には机の上にタブレットを置いて、試技をビデオ撮影します。
録画した映像をスロー再生することで、よかった点や課題などが見えてきて、友達からのアドバイスもより具体的にできるメリットがあります。
導入で確認した「やってみて(Do)確認し(Check)改善する(Action)」という「PDCAサイクル」ができていました。
「ふりかえり」もロイロノートに記入。体育館はWi-Fiがつながらないので、教室に行ってから提出をしました。

 

職員による授業研究会も、児童と同じくロイロノートを使って授業の成果と課題を共有して学び合いました。

本校ではこうしたICT機器・タブレットを活用した授業を日常的に行っており、子供たちのスキルはどんどん高まっています。
これからも情報活用能力と情報モラルを育てると共に、深い学びにつながるような授業作りに努めていきます。