第1回道徳集会 キラキラタイム(上学年)

 6月15日(水)、第1回道徳集会きらきらタイムを行いました。

 今回は、FM栃木のアナウンサーとしてご活躍されている、渡邉裕介様をお招きしました。渡邉様は、PTA副会長、ICM今小おやじの会、読み聞かせボランティアなど、本校の教育活動にご尽力いただいています。今回のご講演では、ご自身の経験をふまえながら、子どもたちが「夢や希望を実現する」ことができるよう力強いメッセージを伝えていただきました。

 講演題は、「がんばるって、なんだろう?」です。

 渡邉様は、「マスコミの仕事、とりわけアナウンサーの仕事を、地元でやりたい。」という夢を持っていたそうです。ところが、当時の栃木県では、新卒のアナウンサーの採用はなく、地元という条件は我慢し遠く離れた鹿児島県でアナウンサーとなりました。そして、そこで経験を積み、晴れて栃木県でアナウンサーとなることができたそうです。その後、様々な仕事をされる中で心に残ったこととして、とあるインタビューについて教えていただきました。周りの人たちは難しいものになるだろうと予測をしていましたが、入念に準備をして、自分も相手も周りもいい気持ちで終えることができたそうです。

 お話を伺って、子どもたちは、多くのことを学ぶことができました。「夢や希望を実現する」ためには、時には遠回りをしながらでも、限りあるチャンスをつかむことができるよう、努力を続けることが大切であること。本番でうまくいくためには、ほかの人の気持ちを考えたり、準備を念入りにしたりすることが必要であること。このような、小さなこと、当たり前のことをこつこつ続けていくことについては、今市に縁のある二宮尊徳が「積小為大」という言葉を残しています。

 

 上学年の子どもたちは、今年10歳~12歳になります。あと10年もすれば、成人し、働き始めている人もいることでしょう。「楽しそうな大人になるには、どうすればいいのだろう。自分の夢や希望を実現するには、どうすればいいのだろう。」今回の道徳集会を通して子どもたちが考えることができた、自分の夢や希望について、さらに考えを深め前を向いていけるように、学校でも引き続き指導をしていきたいと思います。

 渡邉様、貴重なお話を本当にありがとうございました。