人権の花贈呈式・人権教室

 6月3日(火)に人権の花贈呈式・人権教室が行われました。日光市人権擁護委員会、宇都宮地方法務局日光支局、日光市総務課人権男女共同参画推進係、今市地区人権擁護委員などの多くの方々に来ていただきました。

 まず、日光市人権擁護委員会会長様と宇都宮地方法務局日光支局長様からお話をいただきました。「他の人を考えて行動できなければ、弱い立場の人がつらい思いをする。人権は人の苦しみや悲しみ、命によって、長い間で作られてきたもの。より深く考え行動できる力がみなさんの心の中で育つことを願っている。人権の花を育てることを通して、思いやりの心、優しい心が育つことを願っている。」と話されました。

 

 

 

 

 

 

 次に、人権の花を各学年の代表児童が受け取りました。6年生の代表児童が、「たくさんの花をありがとうございました。みんなで大切に育てていきたいと思います。」とお礼のことばを述べ、全校生でお礼のあいさつをしました。

 

 

 

 

 

 

 その後は、1年生、2年生、中学年、高学年に別れての人権教室となりました。

 1年生は、誕生日順に言葉を発せずに並ぶ「バースデイライン」や仲間はずれを作らないようにグループを作る「手を叩いた数で集まろうゲーム」、2年生は「バースデイライン」や4人のグループでノート(角を指で支え)上げ下げする「ノートダウンゲーム」、中学年は、「バースデイライン」やフラフープを上げ下げする「リングダウンゲーム」をしました。楽しいながらも、みんなで協力をしないとうまくいかないアクティビティでした。子供たちは、悪戦苦闘しながらコミュニケーションを取り、いろいろなアクティビティに楽しんで取り組みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 高学年は、イスラエル・ガザ戦争の話をしていただき、大勢の罪もない人たちが命を奪われたり、けがをしたり、住む場所を失うなど、今の日本では想像できない状況であることを教えていただきました。次に、フィリピン・ゴミの山で働く12歳の少女、マニカちゃんのDVDを見せていただき、感想等を話し合いました。子供たちは「かわいそうで終わるのではなく、何かできることはないか。」と聞かれ、「立場の弱い人・苦しむ人を増やさない。ごはんを食べられない人もいるから残さないようにする。物をすぐに捨てずに大切にしたい。貧困で困っている人がいることをまわりに伝えていく。誰にも平等に接する。」など、一人一人が真剣にそれぞれの思いを書いたり発表したりしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆様からいただいた花を大切に育てるとともに、皆様から教えていただいたことをもとに、人権についてよく考え、正しく行動できる心を育んでいきたいと思います。本日お越しいただきました皆様、本当にありがとうございました。