新型コロナウイルス感染症差別・偏見をなくそうプロジェクト

 3学期が始まりました。保護者の皆様におかれましては、市教委からの通知を見て、新型コロナウイルス感染症をより強く心配された方が多かったのではないでしょうか。東京都では連日2千人を超える感染者が出ており、1都3県で緊急事態宣言が出されました。栃木県においても3日連続で百人を超えるなど、感染は深刻化しています。

 今市小学校では、感染症予防のために株式会社ARROWS(東京都中央区)様から提供していただいた資料をもとに、各クラスで「明るく思いやりのある心」の授業を始業1時間目に行いました。校内にもポスターを貼り、保護者の皆様にも資料をお届けしました。今回はこれまでも努めてきた手洗い、マスクや咳エチケット、三密を避けるなどの防止策に加えて、コロナウイルス感染症にかかってしまったときの負のスパイラルや「差別や偏見」についてにより力点を置いて学習しました。

  

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナウイルスに感染すると、「病気」の症状に苦しみ、まわりの人たちに「不安」が生まれる。その「不安」から「偏見や差別」が生まれ、「偏見や差別」を受けないように症状があっても受診をためらう。そのため、さらに「病気」が広がってしまうということです。

 各クラスで負のスパイラルに陥らないようにするためにどうしていったらよいかを話し合い、意見を出し合いました。子どもたちは、真剣に考えていました。「差別をしない。悪いうわさをしない。悪口を言わない。温かくむかえる。心の中で応援する。会えてよかったと言う。」など、他を思いやる意見が出されました。本当に心温まる言葉や思考が多く、われわれ大人が逆に勇気づけられました。

  

 

 

 

 

 

動画の視聴もしましたが、「優しさと思いやりがウイルスとたたかう力になる。」ということです。今市小学校の子どもたちが、今日の授業のように「優しさと思いやり」をもって、「病気」、「不安」、「偏見や差別」の負のスパイラルに陥らずに、心も体も健康に生活していってほしいものです。保護者の皆様におかれましても子どもたちと同様、「優しさと思いやり」をより伝えていただき、この難局を子どもたちと一緒に乗り越えていきましょう。

 なお、株式会社ARROWS様から提供していただいた動画はユーチューブの文部科学省のチャンネルに掲載されています。「新型コロナウイルス感染症差別・偏見をなくそうプロジェクト」で検索してみてください。資料の提供をしていただいた株式会社ARROWS様に、この場を借りて心より感謝申し上げます。