第3回道徳集会「キラキラタイム」(1・2・3年生)

 第3回道徳集会「キラキラタイム」が2月2日(水)に行われました。

 本日の講師は、救急救命士として鹿沼消防署に勤められている、手塚一平様です。手塚様には、ICM(今小おやじの会)にも参加していただき、本校の教育活動にもご尽力いただいております。先日の防災訓練キャンプにおいても、AEDを活用した心肺蘇生法のご指導をしていただきました。手塚様、そしてICMの皆様、いつもありがとうございます。

 本日は、消防署のお仕事に触れながら、命の大切さや将来の夢についてお話ししていただきました。

 手塚様が消防士(救急隊)を目指したのは、人が大好きで、人を助ける仕事がしたかったからだそうです。また、後から教えていただいたことなのですが、手塚様のお父様も消防士をしていたそうで、子どもの頃にその姿を見て「かっこいい」と思ったことも理由なのだそうです。

 消防士の様々な仕事もご紹介いただきました。事故や災害の現場からの救助活動、傷病人の救急活動、避難訓練や消火訓練の指導、設備の点検などをしているそうです。

 また、小学生に多い救急搬送の例から、みんなでその予防策を考える活動も行いました。例えば、病気の予防には、手洗いうがい消毒をしたり、バランス良くしっかり食べたりすること、交通事故の予防には、信号をよく見て、車が来ていないことを確認してから横断することなど、子どもたちは真剣に考えて発表していました。そして、「まずは、一人一人が気を付けようと考えることが大切。」とアドバイスをいただきました。

 お話の最後に、消防士になって、「病気やけがをして困っている人を助けに行ったときに、ありがとうと言われることがあり、それがうれしい。」とお話してくださいました。そして、「一人で人を助けることは難しいけれど、仲間がいれば助けることができる。消防士にとって、チームワークが何より大切だ。」と教えてくださいました。代表児童が述べていた、「みんなと協力して目標を達成していきたい。」という言葉の通り、子どもたちにも団結して過ごしてほしいと思います。

 消防士になりたいという夢をもつ子が何人もいました。その子たちにとっても、他の夢をもつ子たちにとっても、今回の話は、自分の将来について考えを深める貴重な機会になったと思います。子どもたちが夢や希望を実現していけるように、私たち職員も一丸となって、引き続き支援をしていきますので、保護者や地域の皆様には、今後とも見守っていただきたいと思います。

 手塚様、この度は、本当にありがとうございました。