探鳥会
日光自然博物館のお二人を講師に迎え、本校の恒例行事「探鳥会」がさわやかな天気の下行われました。
前日に、小学生は事前学習をしました。
野鳥の種類は世界で約6000種類、日本で約550種類、栃木県で約300種類いるのだそうです。
さて問題です。日光では何種類ぐらいの野鳥がいるでしょう?
答えは、約190種類。多くの種類の野鳥がいるのですね!
おもしろかったのは、耳で楽しむ方法です。「聞きなし」と言うそうですが、例えば…
〇「ヒナガ」は「チキン、チキン、チキン…」や「ヤメテ、ヤメテ、ヤメテ…」
〇「キビタキ」は「ミルフィーユ おいしいよ」
〇「センダイムシクイ」は「焼酎 一杯 グイ」や「チョコビー」、「チヨチヨビー」
〇「イカル」は「お菊二十四」
おもしろい「カラ」の仲間の見分け方を教えていただきました!
〇「シジュウカラ」はくちばしの下からお腹を通ってお尻まで黒いラインがあるので「ネクタイ」
〇「ヒガラ」はネクタイがなく頭から顔あたりまで黒いので「覆面」
〇「コガラ」は黒いベレー帽をかぶっているみたいなので「ベレー帽」
「探鳥会」当日は小中学生2グループに分かれて双眼鏡を首に下げ、校舎裏の山に入り野鳥を探しました。
耳を澄ますと鳥の鳴き声がよく聞こえてきました。しかし、鳴き声は聞こえても鳥の姿を見つけるのはなかなか難しいものでした。
恒例の行事なので中学生は慣れた様子。足元に落ちている枝を取り除き歩きやすいようにするなど、中学生が小学生を気遣う姿が見られ、微笑ましかったです。
奥の方に進んでいくと「オオルリ」や「エナガ」を見ることができました。
ほんの1時間程度で「シジュウカラ」「ヒガラ」「ヒヨドリ」「アカハラ」「アカゲラ」「キセキレイ」「アマツバメ」「イワツバメ」「キビタキ」「ヤマガラ」などが見られました。
教えていただいた「聞きなし」はそう聞こえるような…?
「シジュウカラ」の「ネクタイ」を確認するのは難しかったです。
これまで気にも留めていなかった野鳥が、こんなに身近にいたのだと気付かされました。
さわやかな天気の下、すがすがしい気分になりました!