校長室だより

小中一貫校の研修会

 11月12日(火)。本校において、小学校教育研究会上都賀支部へき地複式部会・上都賀地区中学校教育研究会へき地教育部会の合同研修会が開催されました。日光市・鹿沼市の小中学校から先生方が集まり、本校の先生方もあわせると33人の研修会になりました。研修会では、小学校の「英語」「体育」「特別の教科道徳」の授業を公開しました。
 また、授業研究会では、本校の取組についてご意見をいただいたり、情報交換をしたりすることができました。本校は市教育委員会より今年度から、小中一貫校に指定されています。昭和50年度小中併設校として出発してから、様々な取組が40年以上にわたって蓄積されてきています。今回の研修会は、その成果を確認する場にもなりました。
 小中一貫の学習指導については、中学校職員が専門教科について、小学校の授業を担当しています。「社会」「理科」「英語」「体育」「音楽」で行っています。また、教科によっては小学校職員が中学校免許状により中学校の授業を担当することもあります。小学校1年生から中学校3年生まで在籍しているので、児童生徒の発達段階に応じた共通理解と指導が必要となってきます。授業を見ていただいた感想は次のとおりです。
・子どもが素直に自分の考えを言うことができていた。先生は、子どものつぶやきを聞き逃さず、授業で生かしていた。
・授業の仕掛け、場の設定など、労を惜しまず行っている様子がうかがえた。大人の手が入りやすいことも良さの1つである。
・協力的な学習態度を育てやすい。地域の方を講師として学ぶこともできる。
 たくさんのご意見をいただき、本校としての成果と課題を整理できた1日となりました。「小中一貫校」については、「学報」で詳しくお伝えします。