3年生修学旅行 ホテルでの震災体験講話

 3年生の修学旅行。無事にホテルに到着し、夕食も済ませました。

 7時半から1時間、東日本大震災の語り部の方の話を聞く「震災体験講話」研修を行いました。

 語り部はこの南三陸町で被災した、当時高校2年生だった(現在27歳)佐藤慶治さん。
 
 あの日、高校の学習合宿で高台の自然の家に泊まり込んでいたという佐藤さんは、直接津波に襲われはしませんでしたが、その後、高校生の身でありながら人の生死を自分たちに預けられるというあまりにも重い体験をくぐり抜け、精神的にも強い負担を負いながらも、今は様々な人の思いを受け、未来を担うつもりで生きている、そんな力強いお話でした。

 ホテルの眼下に見える海が、9年前に牙をむき、人々の人生を変えた。生徒たちは疲れを忘れて真剣に耳を方向け、質問も活発に出されました。

 明日は別の語り部さんの話を聞きながら現地を回ります。きっと一生残る体験をすることができるでしょう。