学級(授業)の様子

自然の中で、心を合わせて 〜4年宿泊学習〜

 9月11日(水)〜12日(木)、鹿沼市板荷にある自然体験交流センターで、4年生の宿泊学習が行われました。天候が心配されましたが、日程を変更しながら、ほぼ全てのプログラムを実施することができました。

 2日間で4年生全員が、様々な会の進行や挨拶など一人一役を担いました。センター到着後、行われた入所式も自分たちで進めます。

 初めの活動は、川活動です。ライフジャケットを装着して、準備体操をしてから川に入りました。とても暑い日で、冷たい川の水がとてもい気持ちよかったです。タニシやカニを見つけたり、上流からあお向けになって川流れを楽しんだりしました。

  昼食は、食堂で美味しくチキンカツ丼をいただきました。食後の片付けでは、食事係が率先して働きました。夕食は、配る作業などの準備も手早く行いました。

 午後は、フィールドビンゴから始まりました。自然いっぱいのセンター敷地内で、ビンゴシートに書かれているものを探します。グループで力を合わせて見つけていきます。トンボを追いかけて、一時はぐれてしまう子の姿もありましたが、どのグループも全部見つけることができました。

 次に、火おこし体験を行いました。お手本を見せていただき、いざ取り組むと、なかなか難しいものでした。約1時間半、一所懸命、各グループで役割を交代しながら火おこしを続けました。しかし、残念ながら、火をおこせたグループはありませんでした。先人が生活の中で大変な思いをしてきたことにも気付かされました。

 夜は、雨でキャンプファイアーができないため、室内でキャンドルファイアーを行いました。がっこ山から火の女神がいらして、様々な火を子供たちに分け与えてくださいました。第2部では、歌ったり、踊ったり、とっても楽しく活動しました。猛獣狩りに行ったり、大きな声でUFOを呼んだり・・・。

 2日目の焼き板体験では、1枚の板をグループの人数分に切り分けることから始まります。ノコギリと板だけで、定規はありません。知恵を出し合い、ここでも協力し合って作業を進めます。

 板を切り終えると、いよいよ焼きます。かまどに薪を並べて、昨夜、火の女神からいただいた火をつけました。燃え盛る炎でどんどん板は真っ黒に。

 次は磨きの工程です。一所懸命、タオルで擦っていくと、艶が出て美しい木目が表れました。 留め具と紐をつけ、思い思いに着色して、世界に一つのすてきな壁掛けが出来上がりました。よい記念になるでしょう。

 作業後の片付けも、協力して、きれいにできました。

 自然の素晴らしさを存分に味わうと共に、心を合わせて活動することの大切さを学んだ4年生でした。

 この気持ちを忘れずに、日々の生活にも活かしていくことでしょう。