足尾にあった学校めぐりをしました
5月12日(月)に4~6年生が総合的な学習として、現在は廃校や休校となった足尾の学校を訪れました。地域ボランティアの方に案内やガイドをしていただきながら、足尾銅山が栄えていた時代の学校の様子や歴史とともに、地域を学びました。
最初に旧本山小学校周辺を訪れました。本山小学校は私立古河尋常高等小学校として、銅山の繁栄とともに歩んできた学校であり、1100人もの児童が在籍したこともありました。戦後に足尾町立学校となり、平成17年に閉校となりました。平成28年に講堂が登録有形文化財に登録されています。
続いて、神子内小学校です。神子内小は休校の状態となっています。足尾小学校の分校として設置され、神子内川の氾濫により数度の移転後に現在の立地場所となりました。シンプルな佇まいの校舎は昭和の時代の学校を彷彿させます。
原地区にある原小学校も足尾小学校の分校として、昭和初期には210名の児童が在籍しました。平成7年に閉校となりました。現在足尾小中学校の校庭にいる二宮尊徳像は原小学校にあったものです。
最後に小滝小学校跡を訪れました。小滝坑のあった地区に古河の私立学校として明示26年に開校し、大正時代には1000人を超える児童が在籍しました。当時の学校の様子を写真で説明していただきました。最盛期は約1万人が住んでいた小滝地区も銅山の閉鎖とともに、現象し、学校も昭和31年に廃校となりました。
足尾にあった学校をめぐることで、足尾の地域や歴史を学ことができ、大変有意義な学習とすることができました。今回の学びを今後の学習に生かしていく予定です。案内をしてくださった地域ボランティアのYさん、ありがとうございました。