校長室だより

校長室だより

2学期を振り返って

 12月に入り急に冬らしくなってきました。今年は、カタールでサッカーワールドカップが開催され、日本代表も決勝トーナメントまで進むことができました。決勝トーナメントの一回戦は、真夜中の試合となりましたが、多くの皆さんが声援を送っていたのではないでしょうか。PK戦の末残念ながら負けてしまいましたが、たくさんの勇気と感動を頂きました。また、日本チームの快進撃と共に、代表チームのロッカーの後片付けやサポーターのみなさんのゴミ拾いも大きな話題となっていました。

 さて、コロナ禍での学校生活も3年目となりました。2学期は、運動会、小学校のスケート教室や落合西小学校との交流学習、小中学校の中宮祠小中とのオンライン学習等、比較的順調に実施できました。今また感染者数が増え第8波に入ったという報道もあり、気が抜けないところではありますが、今後も感染が広がらないように十分な対策をとったうえで、今この瞬間にしか体験できないことを少しでも多く体験させていきたいと思っています。そして、夢と希望のある令和5年へと繋げていきたいと思います。

 保護者や地域の皆様、本年の本校へのご支援とご協力、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。

三匹の鯛

 秋も深まり、日中は暖かい日もありますが朝夕はめっきり冷え込むようになりました。それでも、毎朝子どもたちは、遠くから「おはようございます。」と元気に挨拶をしてくれます。

 ところで以前、人の心の中には「三匹の鯛(タイ)」が住んでいるという話を聞いたことがあります。これは、「褒められタイ」、「認められタイ」、「頼りにされタイ」の三匹だそうです。自分は人の役に立つ、必要とされると感じることで自己有用感が高まり、自分に自信が持てるようになります。この三匹を上手に育てることで、子どもたちは大きく成長できると思います。私たち大人は、子どもたちに「タイ」を育てる言葉(よくできたね、よくがんばったね、ありがとう、助かったよなど)を機会をとらえて、繰り返し伝えていくことが大切だと思います。
 そして二学期には、たくさんの行事がありますが、行事に限らず日常生活においても、子どもたち一人一人の心の中の「三匹のタイ」を育てたいと思っています。また、子どもたち同士も互いのよさを伸ばし合える言葉を交わし合うことができるように支援し、自己有用感を高められるようにしていきたいと思います。

 空気が乾燥し、新型コロナウイルス感染症に加えて、インフルエンザが流行する季節となりました。引き続き感染症対策を心がけ、体調を崩さぬよう気をつけていただきたいと思います。今後とも、本校の教育活動への御理解、御協力をお願いいたします。

 

夢を感動へ 感動を未来へ

 朝晩は随分と涼しくなり、寒暖の差が大きくなってきました。体調を崩さないように気をつけてほしいと思います。日が暮れるのが早くなり、運動会の終了を待って、一気に秋の訪れがやってきたように感じます。
 新型コロナウイルス感染症が拡大して3年目、今年も運動会を学校単独ではありましたが実施することができました。当日は、澄み切った青空の下、絶好の運動会日和となりました。今年度は、小来川小中学校伝統の応援合戦も復活し、お囃子やダンス、そして係活動など、子どもたちの団結と活躍する姿をたくさん見ることができました。素晴らしい運動会となり、とても感動しました。観覧につきましては、制限をなくし多くのご家族の皆様に応援して頂くことができました。残念ながら地域の皆様には公開できませんでしたが、無事に運動会を実施することができましたことに改めて感謝申し上げます。加えて地域の皆様や保護者の皆様には、校庭の除草や後片付け等に御協力頂き、本当にありがとうございました。
 さて、「夢を感動へ 感動を未来へ」というスローガンのもと、42年ぶりに開かれた栃木国体も閉会式を迎えました。私もサッカーの競技役員として、参加する機会に恵まれました。アスリートのみなさんが夢に向かって突き進む姿が、本校の子どもたちの姿と重なり、感動しました。子どもたちの頑張りが、自信となって未来に繋がることを、そして、小来川小中学校の後輩たちに繋がることを願っています。
 

実りある2学期に

 長かった夏休みが終わり、学校には、子どもたちの明るい笑顔が戻ってきました。
 始業式では、子どもたちに、『あなたがくだらないと思っている今日は、昨日亡くなった人がなんとかして生きたかった、なんとしてでも生きたかった今日なんです。』という「ひすいこたろう」さんの言葉を紹介しました。二学期は運動会をはじめ、小学生は稲刈り、農園の収穫、スケート教室、中学生は職場体験学習や奥日光自然体験学習と思い出に残る行事がたくさんあります。まだまだ暑い日が続きますが、体調に気を付けながら、生きている今日一日一日を大切にして、何事にも一生懸命に取り組み、実りある学期にしてほしいと伝えました。
 さて、最近は、感染症防止に十分配慮しながらも、徐々に日常を取り戻していこうという社会的な流れとなっています。今年度の運動会も学校単独での実施となってしまいましたが、感染症防止の観点から制限を加えながら、小来川小中学校伝統の応援合戦や綱引き、玉入れなども復活させる予定です。前述の通り、子どもたちにとって二学期は、年間を通して最も充実した学期になることが期待されます。同時に、様々な行事を通して大きく成長してくれることを期待しています。
 全職員で協力し、子どもたちの健やかな学びを保障しながら、全ての子どもたちが安心して楽しく通える魅力的な学校にしていく所存です。
 今後とも、保護者や地域の皆様のご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

「心と体を鍛え 有意義な夏休みを」

 早いもので、1学期も終わり、子どもたちの大好きな夏休みがやってきます。1学期は、小学生は5,6年生が鎌倉方面への修学旅行、3,4年生が板荷での宿泊学習。中学生は、全学年での東京方面への遠足とたくさんの行事をとおして、心も体も大きく成長しました。
 さて、栃木県を含む関東甲信地方は、平年より22日早く、梅雨明けとなりました。6月中の梅雨明けは、4年ぶりだそうです。ただこれほど暑くなりますと、熱中症等心配な面もあります。最近では、再び新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が増えています。学校では、基本的な感染防止対策を継続しながら、今できることを、子供たちと向き合って今後も取り組んでいきたいと思っています。また、熱中症対策として、こまめな水分補給と人と距離のとれる場所ではマスクを外すよう、子どもたちに指導しています。子供たちへの声掛けと共に、教職員もマスクを必要としない場面では率先して外し、子供たちと一緒に熱中症の予防に努めています。
 夏休み中は、日常の生活が学校中心から家庭中心となります。御家族で過ごす時間を大切にしていただき、子どもたちがのびのびと安全に過ごしながら心と体を鍛え、2学期には更に成長した姿で登校してくれることを楽しみにしています。保護者や地域の皆様には、引き続き本校の教育活動への御理解と御協力を賜りますよう、改めてお願い申し上げます。