足尾中学校 Events&News

2020年9月の記事一覧

校長室より・・・(明日~)

保護者及び地域の皆様、おはようございます。
本校では、明日9月30日(水)から10月2日(金)まで修学旅行に行ってまいります。(10月2日は1・2年生も遠足となります)
私も修学旅行の引率に加わりますので、ホームページの更新も少しの間できないかもしれません。

ただし、ホテルでのパソコン借用が可能な場合には、保護者の皆様にも生徒達や現地の様子を細かくお伝えしようと思っております。時間があるときにでも覘いてみてください。

※ これまでの経験から、パソコン環境が異なると、
ホームページのシステム自体がうまく動いてくれない場合があります。その時はご容赦ください。
なお、本日午後から私(校長)は出張に出てしまいますので、記事の更新ができたとしても、明日の夜以降となってしまいますので、合わせてご承知おきください。よろしくお願いいたします。



校長室より・・・(煮干し再発見)

学校保健委員会です。

先週お伝えした通り、学習院女子大学の品川教授をお迎えして、食育~煮干し再発見~ と名を打って講座を開催しました。

 

品川先生から、最初の質問です。

「煮干しについて知っていることを発表してください。正解や不正解を求めるものではありません、どんな小さなことでもいいので、知っていることを発言することが大切です~」

中学生に限らず、小学生も積極的に発言できました。

「魚である」

「出汁がとれる」

「生きていない」

等々・・・。

では、なぜ“煮干し”というのか?

との質問が出ましたが、「煮て干すから」と、中学生から答えが出ました。

更に「煮干しになる魚は」との問いかけにも、生徒から「イワシ」との答えが出ました。

結論は「カタクチ・イワシ」だったのですが、品川先生と、答えた生徒の間で、意味のあるコミュニケーションが図られるチャンスになりました。

 

と、始まりはこんな感じでしたが、そこから「煮干しの解剖」へと進みました。


「煮干しを解剖!」

まずはそこから驚きです。長年生きてきた私も、煮干しを解剖するなんて考えたこともありませんでしたから。




 

しかし、始めてみれば奥が深い世界です。

頭から、「脳」「目」「鰓(エラ)」「鰓歯(サイハ)」「口」などを特定して分けていきます。

(品川先生からは、後で「脳が美味いよ!」との衝撃的発言が~。多くの生徒が体験することとなり・・・美味しさを実感した生徒も多数いたようです)




 

胴体からは、「心臓」「胃」「腸」「腎臓」「肛門」「卵巣」「精巣」等々、思いの外細かく分類しながら、確認することができました。これで、雄雌の区別もつくのですね。




 

どの作業にも、最初から「答え」を伝えるのではなく、色々なことを組み合わせて類推する作業(思考の行程)を踏んで進めてくださいました。











 

その後、ただ味噌を溶いただけの“みそ汁”と、煮干しで出汁を取ったみそ汁とを飲み比べ、純粋に好き嫌いを決めたり、味わったものを言葉で表現してみたりという体験をしました。





 

最後に、品川先生から・・・。

・煮干しは貴重な日本の食文化のひとつであること。

・カタクチイワシは日本の沿岸部に生息していること。

・イワシはプランクトンを食べていること。

・プランクトンを多くするには、栄養豊富な海でなくてはならないこと。

・海の栄養は川によって運ばれてくること。

・川の環境は人間の生活によって大きく左右されること。

→ つまり、君たちがどう生活するかが“日々の食”にも大きく影響すること。

・多くの物事や自然、人々に感謝の気持ちを持って食に対すること。

 

等々のお話をいただきました。

 

こうして解剖してみれば、こんな小さなカタクチイワシにも、脳があり、心臓があり、胃や腸があり、腎臓があり、肝臓があり、と、私達人間と同じ生物であることを改めて感じさせられます。私達は、常に、そうした「命」をいただくことで生かされていることをちゃんと知った上で、食事をいただくことが大切だということです。

感謝の気持ちを忘れずに・・・。


わからないことやふしぎなことは

いっぱいあるよ

 

みんなでわからないことやふしぎなことを

さがしてみましょう。

 

みんなは科学者だね!


今回も、遠路お越しいただいた品川先生と助手のお二人には、大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

 

また、お忙しい中ご参加くださいました、来賓、保護者の皆様にも、感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

校長室より・・・(本日2回目の更新~わくわく感)

本日2回目の更新です。

1つ前の記事から読んでいただけると嬉しいです。

 

今日の給食の時間を使って、先日「NHK BSプレミアム」で放送された番組を視聴しました。(DVDに録画したものです)

全部で1時間の番組のうち、私が気付いたときには、既に約40分は過ぎてしまっていたので、録画できたのは後半の20分ほどだったのですが・・・。

M.Cは「フットボールアワー」の「後藤さん」と相方の「岩尾さん」、ゲストで「大地真央」さん「遼河はるひ」さん、といったメンバーでした)

 

番組には、昨年度も2回、足尾までお越しいただき(1回目は小中合同でした)、貴重な講座を実施していただいた「学習院女子大学教授 品川先生」が出演されていたからです。しかも、チャンネルを合わせた瞬間、足尾中にも持ってきてくださった「アサリの巨大模型」が、画面に“ボンッ!”と映っていたではありませんか~。「これは!」と思い、生徒達にも追体験してもらおうと思った次第です。


 

そして、何ともいいタイミングで、来週の928日(月)には3度目の特別講座が予定されています。
またしても、遠くからはるばるお越しくださいます。

 

ちなみに、

1回目=「味覚講座“目指せ五感ソムリエ”」

(アーモンド、2種類のミキサーで作った苺スムージーの味覚体験)

2回目=「アサリの旨味体験」

(アサリの解剖~剝き身と殻付きの出汁の違い)

でした。

今回のテーマは「煮干し再発見」です。

 

さて、どんなことになるか楽しみです。

校長室より・・・(ワクワク感が学びの原動力)


「学びのヒント」は至る所にありますが、要は、それに気付くかどうかです。

世の中は、不思議なことや驚くことであふれています。

 

昨日の臨時全校集会で、生徒達に「ミクロ」と「マクロ」の話をしたことは、昨日の記事に書いた通りです。

そこで、今回は、実際に話した内容を少し具体的に~。

まずは、地球と月の関係。

多目的ルームの窓に「直径4Cmの地球を模した紙」と「直径1Cmの月を模した紙」を貼りました。間隔は1mと少しです。

大きさと距離を同じ縮尺で表したことを伝えました。

 

地球です。

 

月です。

 


カメラを引いて両方を入れるとこんな感じです。

見えるでしょか?

左の窓にあるのが地球です。右の窓の中央にある“点”のようなものが月です。

 

質問・・・これと同じ縮尺で表すと太陽はどのくらいでしょうか?

一人の生徒が勇気を持って発言してくれました。

「あの時計くらいだと思います」

(写真では左の上に掛かっています。窓の大きさと比較してみてください)

 

これが授業だったら、ここから生徒同士での話し合いを持たせたいところです。

教師は、タイミングをみて「考えるためのヒント(情報)」を小出しにしながら提示していくことになります。

(例えば)

「私達が(地球上から)見る太陽と月の大きさはどうだろう? どっちが大きいかな?」

とか

「太陽の周りを回っているのは地球だけかな?」

とか

(情報として)「小さい方の星が、大きい方の星の周りを回るんだよね!」

とか、とか、とか・・・~。

 

しかし、今回は、これが主たる目的ではありませんでしたし時間の縛りもあったので、私の主導で先に進めました。

 

答え・・・太陽の直径は、このステージと同じくらいの幅になります。

(窓に貼られた地球と月と、ステージとを比較してみてください)

 

質問・・・では、地球と太陽の距離はどれくらい離れていると思いますか?

 

やはり、これが授業だったら、生徒同士で話し合いをさせたいところです。

そうなると「最初のヒント」が新たな意味を持ってきます。

(例えば)

地球からの見た目の大きさは、月も太陽も大して変わらない・・・しかし、実際は太陽の方がこんなに大きい(直径で約400倍)・・・ということは・・・どうなの? 

 

先立って、地球と月の距離は、ここでは1mと少しだと教えてありますから、考えるヒントは満載ですね。

 

 

ここからはミクロの話です。

 

・人間は37兆個の細胞で出来ている。

・1個の細胞には、こんな感じでDNAが螺旋状に入っている。(人間の設計図です)

・そのDNAを伸ばしてからバラバラにし、それを一本につなげると約1.8mにもなる。

(集会の前に、ホワイトボードに図解をしておきました)

 

では、37兆個の細胞全部に入っているDNAをつなげると、一人の人間にはどれほどの長さのDNAが入っていることになるでしょう?

 

ここからは「計算力」の問題です。

 

答えは・・・660km・・・地球と太陽の間(15000km)を約180往復もできる計算になります。そんな長さのDNAが、たった一人の人間の体内に格納されているということです。

 

生命の神秘を感ぜずにはいられません、が、豊かな想像力だけが、そうしたこと全てをカバーできるのだと思います。

人間の想像力とは、それほど無限なる力を秘めています・・・スゴイものですね・・・と。

 

 

こういうことを知ると、私はワクワクします。

こうした「ワクワク感」こそが、学びの原動力だと思っています。

・・・ご家庭でも、何かのときに「話のタネ」として話題に載せてみてください。

校長室より・・・(今日の色々)

今日から「学習指導支援」として、1名の教員が国語科の授業に加わりました。


まずは初日ということで、授業の進め方を観察することから始めてもらいました。

できるだけ早いうちに、生徒達の名前を覚え、個々の生徒の性格や特性などを把握することで、より効果的な支援を実践してくれることを期待しています。

 

 

こちらは2年生の美術です。

友達の肖像画に取り組んでいました。


レベルが高さにビックリ・・・教科担任からは「この学年はみんな画家さんなんですヨ!」との発言もありました・・・実際、4人全員がしっかりと画用紙に向かい、素晴らしい作品を描いていました。

 

 

3年生は「実力テスト」です。

緊張感のある空気が感じられるのは、やはり、生徒達の意気込みが波動となって伝わってくるからでしょうか。
邪魔にならないように、静かに・・・静かに・・・パチッと。



 

 

そして、給食こそ・・・活力の源・・・。



 

 

さて、階段わきの壁には運動会のときに撮った集合写真(約120cm×80cmの拡大写真)が貼られています。


全員の表情が美しいのは、全力を尽くした証ですね。

若者が放つ「一生懸命の美しさ」は、もはや芸術的領域~♪

 

  

ここからは写真はありません。

6時間目の最初の時間を使って、校長(私)と養護教諭のそれぞれから「修学旅行及び遠足に行ったときの感染症予防対策について」の話をしました。(持って行く消毒等グッズセットの配布も兼ねて)

 

大切なのは「想像力」。

 

何も考えず、ただ言われたことだけをやっていたのでは、本当には自分を守ることはできない。これからの、多様化する社会を生き抜く力は育たない。

広い視野から自分を俯瞰できるマクロの視点と、細胞レベルのミクロの視点、その両方を「想像できる力」こそが、何をするにも大切です、と。

昨日の記事と関連しますが、

「マスクが必要な場面と不要な場面を判断するのに、自分が今いる立ち位置を、周囲の状況も含めて客観的に想像できること、一方で、ウイルスがどんなふうに存在し、どんな経路で自分に届くか、目に見えないものでも知識・理解を通して想像できること、そういうことが生きる力に直結するんだよね・・・自分では何も考えずに、“マスクはしていた方がいい”と言われるから、ずっと着けている。そのやり方では思考力は育たないな。」と、そんなことを、図解も使って説明しました。

 

修学旅行も、遠足も、そこでしか学べないことを学ぶ貴重な機会です。脳みそをフル回転させながら、凝縮した体験にできるよう、我々指導者も頭を使って支援していきたいと思っています。