安良沢小だより

2018年12月の記事一覧

校長室より・・・(終業式)

夏から冬にかけて、3つの季節を駆け抜けてきた、長い2学期も今日で終わり。終業式を迎えました。

また、今年は、様々なことに「平成最後の~」という枕詞がついた、そんな特別な年だったこともあって、大晦日にも何か特別な思いが付加されるような気がしています。 皆様にとっては、どんな一年だったでしょうか。

児童代表の2人も「今学期を振り返って」と「来学期の抱負」とを、大きな声で立派に発表することができました。


 

さて、「校長室より」の12月号とも重複しますが、毎年この時期になると、自分が関わる子ども達に「世界中のパワー」について話します。

今日の終業式でも、低学年の児童にも出来るだけ伝わるよう、言葉を選びながら、そんな内容のことを「校長の話」として伝えました。

 

12月31日の夕刻に太陽が沈み、1月1日の朝には再び太陽が昇ってきます。

大きな宇宙の営みの中では、大晦日から元旦になる日であっても、それは他の一日と何も変わらない「日没」と「日の出」です。

しかし、世界中の人が、この日を「年の終わり」と「年の初め」と定めました。


 

そんな「節目」を迎えると、これまでの1年間、いかに大変な日々を送った人であっても、多くの人々が心のどこかに「新たな希望の種」のようなものを感じるのではないか、と。

これは相乗効果でもあります。一人ひとりが胸に希望を抱くと、表情が変わり、発する言葉が変わり、滲み出てくる態度も変わってくる・・・そうやって、プラスのエネルギーが伝染していくのではないか、と・・・。

 

日本中の、更には世界中の人々の多くが、そんな「プラスの雰囲気(エネルギー)」を発するタイミングを、私達(君達)が逃すなんてもったいないと思うのです。

伝染するパワーを、少しでも自分の中にも取り込むことができるよう、アンテナを磨き、できる限り高くして、年の初めを迎えたいものです。

児童の皆も、そんな思いを受け止め、式の最後には大きな声で「校歌」を歌うことができました。

式後は表彰伝達を行いました。これまでの努力の成果が形となり、立派な賞状を手にした児童が何名もいました。今後の励みにしてくれることを願います。




 

皆様にとって、2019年が素晴らしい飛躍の年になりますことを、心からお祈りいたしております。

私も・・・アンテナを磨き、高く伸ばして、希望を胸に新しい年を迎えられるよう精進したいと思います。

校長室より・・・(師走の清掃強化)

今日が終わると3連休・・・明けて火曜日、1日だけの登校日が終業式の日です。

今週は、2学期の間お世話になった教室を、隅々まできれいにするための「清掃強化週間」でした。

そして今日がその最終日。

通常の清掃は15分間が基本ですが、今日は30分間かけて「机の脚の底」や「ロッカーの角隅」まで、その上で床を水拭きし、ワックスをかける準備をしました。












身の回りを整頓し、清潔を保つことは、そのまま心の健康にもつながります。

また、こうして立派な校舎があり、机や椅子があり、黒板もロッカーもあるからこそ、「毎日、学校で学べる」ということ。それは決して当たり前ではない・・・有り難いことなのだ・・・と、そんな思いを、こういう機会に改めて持ってほしいとも思っています。

低学年の児童が理解するには、やや高いハードルかもしれませんが、今はハッキリ見えなくとも、心の奥底に、ジワジワっとしみ込むように積もっていくことが大切なのだと思います。

 

「協力して掃除(仕事)ができ、挨拶や感謝の気持ちをきちんと言葉にすることができれば、社会で生きていくに必要な力の半分は手にできたと思っていい。」

若かりしとき、尊敬する教育者の一人が仰っていた言葉です。私も「全くその通りだなあ」と思ったのを、つい先日のことのように覚えています。

 

はたして・・・今日の安良沢小学校の児童は、ご覧の通りでした。

向上心、協力、優しさ・・・周りも幸せになってこそ、自分も幸せになれるのだということを、安良沢小学の6年間で、ジワジワっと感じていってほしい、学んでいってほしい、と思っています。


 

校長室より・・・(手洗い実験)

昼休みを利用して、希望者を対象に「手洗い実験」を実施しました。

 

やり方は簡単です。

① 初めに、手のひらの全体に「試薬」を吹き付けます。

② 水道へ行き、洗剤を使って、よ~く手を洗います。

③ 試薬にのみ反応するライトが当たっている「実験ボックス」に手を入れ、中の様子を上窓から観察します。

 

手洗いによって試薬が完全に落ちていれば、手のひらはほとんど黒く見えますが、試薬が落ちていないと、そこに光が反応し、その部分だけが白く見えます。








はたして・・・多くの子ども達が「えぇ~?」と叫びながら、もう一度手を洗いにいくことになりました。

一見、ちゃんと洗っているように見えて(思えて)も、実は、かなりの汚れが残っていることが、自分の目で見てわかれば、次に手洗いをするときの意識も変わるはずです。

 

校長室より・・・(地層調べ)

これも毎年の恒例、6年生理科で実施している「地層調べ」です。

安良沢小学校周辺は、男体山の噴火によってできた地層が、簡単に見られるところがいくつもあります。

しかも、2時間続きの授業で企画すれば、どれもが徒歩圏内に散在しています。

また、地面を掘っていく過程で地層が出ている場所が多いため、地元の業者様に事前連絡をし、許可をいただいた上で工事現場に入らせていただきます。

 

男体山の2度の噴火、更には、1回の噴火も前期と後期に分かれていて、それらの違いによる噴出物(成分)の差異など、化石発見のときのように、ここでも生きた教材が随所に見つかります。

 

安全の確保に十分注意して、ちょっとした地質学者気分を味わいながら、充実した授業を実践することができました。

















率の教頭先生から、実物を前に説明を聞いています。






山あり、谷あり、川あり・・・様々な自然条件が揃っていて、恵まれた環境にあります。

校長室より・・・(動物とのふれあい授業)

本日2つめの記事です。

昨日、宇都宮動物園の職員の方が出張してくださり、1年生と2年生を対象に行った「動物とのふれあい授業」です。

今回は、「ウサギ」・・・実際に抱っこしたり、心音を聞いたりすることができました。

生きた動物の「ぬくもり」や「心音」を、自分の五感を使って感じられる体験は、心の成長にもきっとプラスの影響をもたらしてくれるはずです。










 

貴重な体験を提供してくださった宇都宮動物園の皆様には、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。