安良沢小だより

2018年11月の記事一覧

校長室より・・・(なかよし児童集会)

「なかよし児童集会」が開催されました。

5・6年生が中心になって、企画をし、準備をし、進行をし、少人数ながら、上級生の大活躍のおかげで、低・中学年の皆も、楽しい時間を過ごすことができました。

 

初めに「安良沢小学校に関する内容で○×クイズ」をし、その後、縦割班でチームでの「段ボール箱運びリレー」と・・・内容も盛りだくさんでした。

特にリレーでは、遅くなってしまったチームにも、先にゴールしたチームの皆が大きな声で声援を送る場面もあり、子ども達の成長を感じました。

 

説明を聞いて、さあ、ちゃんとできるでしょうか?

 




クイズは、改めて質問されると、意外と知らない「安良沢小のこと」!

 


さて、上手に運べるか・・・二人の息が合わないと、なかなかうまくいきません。

 


縦割班は、上の学年の児童が、下の学年児童のお世話もしながら、協力経験ができるいいチャンスです。

 

人数調整には、教師の参加も・・・助けになっているのか、足手まといになっているのか、教師個人の資質によってですね。

 

 

最後は、企画から実践まで、今回の集会を作り上げてくれた上級生に感謝の気持ちを込め、全員で拍手を送って終わりました。

校長室より・・・(道徳科について「その3」)

「道徳」について・・・最終です。

 

ここまで、複雑で面倒な文章を続けてしまいました。

反省も含め、そろそろ「評価」について書いて、終了にしたいと思います。

 

 

「クラスの友達とは協力して仲良くしましょう」

これは、社会で生きていくには当たり前のことです。

ですから、学校生活のあらゆる場面で、こうした声かけをしていくのは「道徳教育」の一環です。

一方の「道徳科(授業)」では、友達と協力して仲良くすることが良いことだとは分かってはいる、が、実際にはできないこと(とき)がある。それはナゼだろう? というところから入っていきます。

 

 

道徳の評価は、道徳科(つまり授業中)の取り組みにだけに着目して行いますので、上の例で言うなら、「よいとは分かっていても、ナゼできないのか・・・」という、この「ナゼ?」と真剣に向き合う姿や取り組みを評価するのであて、実生活の中で、その子が友達と仲良く生活できているかどうかを評価するものではないということです。

 

文字にするとちょっと堅くなってしまいますが、国から出されている方針を箇条書きにすると・・・

・子どもの道徳性を評価するものではない。

・数値などでの評価はしない。(優劣をつけるものではない)

・観点別での評価はしない。

・大くくりな(年度や学期全体の)取り組み全体を見て評価する。

・他の子どもとの比較ではなく、個人内評価とする。

・・・こんな感じになります。

 

その上で、目の前の子どもが、人間ならではの様々な課題を、自らの頭で考える姿を励まし、一人一人のプラス面や可能性を伸ばしていけるような視点で評価をしていきます

 

 

長く、堅苦しい文章に、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

「学校は子どもの人間性をも評価するのか?」

と言っていた評論家もいましたが、学校現場では、もっと色々な側面から議論を交わし、今も、日々考えを進めています。

校長室より・・・(道徳について「その2」)

「道徳」について・・・続きです。

 

今回の記事を書いている一番の目的は、保護者やご家族の方々に「道徳科の評価」について、少しでもご理解いただき、その上で、子ども達の通信票を見ていただきたいという点です。

通知表も人間が考え出した道具に過ぎません。目的ではなく手段です。もらった児童が、よりよく成長するために利用できなかったら、何の意味もありませんので・・・。

 

そのためには、「道徳科」がどんなものであるかを、正しく知っていただく必要があります。

というわけで、少々面倒な文章にも、もう少しお付き合いいただけるとありがたいです。

 

さて、道徳の教科化で、「学校(国)は、児童生徒に決まった価値観を植えつけようとしているのではないか」という心配を口にする評論家もいます。

 

そこで注目してほしいのが、キーワードの「多面的」「多角的」です。

 

私の経験でも、これまでの道徳の方が、教師が子どもを「決まった価値観」に誘導する傾向が強かったと思っています。この授業では「責任の重要性」についてとか・・・「友情の美しさ」についてとか・・・それだけに向かって・・・。

 

しかし、今の道徳科(授業)では一つの問いかけに対して、子ども同士で話しあったり、何かのヒントをもとに改めて考え直してみたりすることで、一人一人が「自分なりの考えを持てるようになる」ことを目指しています。

一つの出来事を色んな方向から見て(多面的)、一つの出来事に色々な道を選択(多角的)してみる中で、「自分なりの考え」を見つけていくということです。

 

もちろん、これは、皆が自分勝手に何を考えてもいい、ということではありません。

「多面的」「多角的」に考えていくためには、課題と真剣に向き合い、自分とも向き合い、他の人の意見にもしっかり耳を傾け・・・と、そうした手順を踏むことが必要です。

また、同じ課題と向き合っても、学年(年齢)によって、考え方は少しずつ違ってくるかもしれません。

 

「道徳科」の目標の一つは、「自分自身との関わりの中で、道徳的価値の理解を深めていくこと」にあります・・・道徳科は、「自分で、自分に、自分を問う」ことの積み重ねなのです。

校長室より・・・(道徳について)

今回は「道徳」についてです。

 

新聞など様々なメディアでも報道されてきましたので、関心を持って見ている方も多いのではないでしょうか?

私達教員には、そのまま職務に関わることなので、事ある毎に研修会に参加したり、専門書を読んだりしながら試行錯誤し、目の前の子ども達にとって何をすべきか、繰り返し考えてきています。

 

世の中には多くの「評論家」という人がいますが、「教育」、まして「道徳」に関しては専門家でない人達までもが、「道徳の教科化」を話題にして話しているのを何度も見聞きししています。 彼らの中には、内容がほとんど理解されないまま意見を言っている人も見られ、不信に思ったことが何度もあります。(もちろん、そうでない方もたくさんいらっしゃいましたが)

そこで、なおさら「現場の真実」・・・「安良沢小学校の真実」をお知らせしなくては、と思っています。

 

ここでは、本校としての取り組みも交えながら、校長としてお話できることを紹介させていただきます。

一般の方には、あまりなじみのない、専門的な言葉や内容も含まれてしまうと思います。また、かなりの量になるので、何日かに分けての掲載になってしまいますが、話題の性質上、ご理解ください。

 

 

まずは基本のところから・・・「道徳教育」「道徳科」です。

 

「道徳教育」は、「学校の教育活動全体」で取り組んでいくものです。

 目標・・・自分の生き方を考え、自分で判断し自分から行動する中で、周囲の人達と協力しながらよりよく生きていくための土台となる「道徳性」を養う。

 育てたいもの・・・人としてよりよく生きようとする人格的特性

 

「道徳科」は、「特別の教科道徳の授業時間」で取り組んでいくものです。

 目標・・・道徳的価値(例えば「信頼」とか「強い意志」とか)の理解から自分を見つめ、様々な見方があることも知った上で考えを深めていくことで、道徳的な判断力、心情、実践意欲を育てる。

育てたいもの・・・道徳的な判断力、心情、実践意欲

 

ちょっとややこしいですね・・・。

例えば、国語の時間に友達が発表するとき、指導者が初めに、「聞いているみんなが、ちゃんと聞いてあげられると、発表している人も気分よく発表できますよね・・・では、しっかり聞きましょう」と言ったとしたら、これも「道徳教育」のひとつです。学校教育全体で行うものですから、他教科の授業でも、給食指導の時間でも、清掃の時間でも・・・あらゆる場面が「道徳教育の場になります。

 

一方、「道徳科」の授業で「誰かが国語の授業で発表しているとき、聞いている周りの友達が急に話し始めた」という内容の資料を読んだとします。その中で、話し始めてしまったお友達にも、何らかの理由があったことがヒントとして書かれていたとしたら・・・その是非について周りの友達と話し合ってみることになります。はっきり「こうだ」と言える答えがないことだってあるかもしれません。(あくまで一つの例ですが・・・)

ここで、「この人の行動について、あなたはどう考えますか?」ということを通し、子ども達が「多面的」「多角的」なものの見方や考え方ができるよう支援していくことができれば、様々な立場に立って考える「道徳的判断力」や「心情」が養われていくことを期待できます。

 

今回の「道徳の教科化」の話は、「道徳教育」ではなく「道徳科」の方であることがおわかりいただけたでしょうか。
というわけで、ここからは
「道徳科」についてのお話になっていきますので、それを踏まえてお考えください。

 

「道徳科」では、この「多面的」「多角的」という言葉がキーワードです。教科化にあたって、私達教員もこの言葉と何度も向き合い、考えさせられてきました。そして、これからも向き合っていくことになるはずです。

要するに、ひとつの物事も、立場が変わっただけで全く違う様子に見えてくるに違いない、ということです、が・・・私のような大人でも簡単ではありません。


次回以降も、こうしたキーワードがたくさん出てきますので、ご承知おきください。

校長室より・・・(授業参観)

午前中の持久走大会に続いて、午後は授業参観、学級懇談会が行われました。

多くの保護者の方に参観していただき、児童達も、後ろからの視線を気にしながら、一生懸命学習に向かう姿が見られました。

 




























保護者の皆様には、午前中の持久走大会に続いて大変お世話になりました。