2018年9月の記事一覧
校長室より・・・(授業を参観しました)
今回は5・6年生の算数の時間です。
同じ教室の「前方」と「後方」に分かれ、同時進行で授業が進められていますが、学習内容は別々です。
指導者は2人いますが、中心となって進めるのは一人(T1)。あとの一人(T2)は(T1)がいない場面で「支援」に当たります。
文字で書くだけで伝えるのはかなり難しいと思いますので・・・順を追って写真を見ながら・・・。
授業が始まったら、教室前方の5年生に、(T1)が今日の「めあて」や「課題」を示しながら指導していきます。
その間、後方の6年生は、プリントの問題を自力で解いていきます。そのとき寄り添っているのが(T2)です。
(T2)は、あくまでも「寄り添う支援」が中心なので、子ども達が困っている場面でヒントをあげたり、子ども同士で教えあったりできるよう、「つなぎ役」を果たしたりします。
子ども達は、互いに意見を出したり、話し合ったりしながら、自分達で解決する道を探っていきます。これが「主体的で対話的な学び」につながります。
(T1)は、ある程度指導したら、場所を変えて、6年生の指導に移ります。
今度は、5年生が自力で学習を進める番です。
グループで協力しながらの学習を、(T2)が支援します。
と、こうした交互学習が、1時間の中で何度か繰り返されます。
ここで大きなポイントになるのは、「児童同士が、互いの会話や話し合いによって答えを導き出していくこと」です。
最終的には「何らかの結論」にたどり着くわけですが、多くの場面で自力解決をしてきたことで学力の定着が図られ、課題解決能力も鍛えられます。
今日の、この1時間の中だけでも、5年生も6年生も「自分の頭(知恵)を使って、一生懸命考える時間」を随分とたくさん持てました。
校長室より・・・(給食風景)
衣食住が足ることは、人が、人として、人らしく生きるための基本だと言われます。
今回は「食」について。
自分も、日々の慌ただしさや競争社会の中にあると、ともすると、こうして毎日ちゃんと食べられることへの感謝を忘れてしまうことも、珍しいことではありません。
というわけで、今回は、自戒の念も含め、各教室の給食風景を見せてもらいました。
どの学年でも、会話をしたり音楽を聴いたりしながら、楽しそうに食事をしている様子が見られたのが何よりでした。
今日の献立は、「中華」です♪
準備は皆で協力して(4年生)・・・これも大切な学びの場です。
出来上がり!
そうして給食の様子(1年生)
(2年生)
(3年生)
今日の3年生教室は、英語指導助手とALTも一緒でした。
会話は・・・英語・・・で・・・し・・・た・・・か?
(4年生)
(5・6年生)
4年生に戻って・・・片付けの準備です。
公立の義務教育学校であっても、場所(他県)によっては給食文化がなくなってしまったところもあるので、日光市の現状にも感謝したいですね。
ちなみに、小学生一人あたりの給食費は 「250円/1食」(日光市) 。
給食時には、誰もが感謝の心を忘れず、食べ物を大切にしていきたいと思います。
今日は、この後の「昼休み」には「移動図書貸し出し」が予定されており、皆が給食をおいしく食べている間にも、こうして着々と準備が整っていきました。
「食」が足りたら・・・次は「文化」を高めるための取り組みへ~♪
校長室より・・・(どんぐり学級・校外学習)
どんぐり学級が、「江戸ワンダーランド」へ校外学習に行ってきました。
小学校教育で最終的に目指すものが、「社会で生活していくための知識・技能(ソーシャルスキル)」と「他者との良好な関係を築くために必要なこと(コミュニケーション能力)」の育成であることは、特別支援学級に限ったことではありません。
ただ、その方法や手段で、特別な支援や配慮を工夫することでより効果が期待できるからこそ、どんぐり学級の意味があります。
今回は、公共の交通機関を利用するなど、社会生活に必要なスキルを学ぶ機会や、子ども同士が助け合ったり、お互いが理解しあったりする場面も含め、有意義な校外学習となりました。
出発前、先生方に「行ってきます」を言うためと、私への挨拶も兼ねて職員室へ!
「今日はどこへ、何をするために?」
という私の質問にも、自分達の言葉でしっかり答えることができました。
現地では、自分の目と耳、感覚を使って、江戸の歴史に直接触れるいい機会にもなったようです。
今後につなげていけるよう、事後の学習にも力を注ぎます!
校長室より・・・(ものづくりキャラバン)
昨日のうちにアップした「地域学校保健委員会」は、5・6時間目の行事でしたが、実は、3・4時間目にも「日産ものづくりキャラバン」という体験学習をやりました。
日産の工場から、3名のスタッフが来てくださり、実際に仕事場で使っている作業着や道具を見せてもらったり、模型を使って、自動車作りの模擬体験をしたりしながら、キャリア教育やプログラミング教育なども含めた体験学習を実施してくださいました。
まずは、この仕事に関する大まかな内容を説明してもらいます。
作業で身に付けるものや、使用する道具などを、自分の目で確認します。
ブロックタイプの簡単な模型で、小さな車を作ってみます。
その後、何人かで協力して、流れ作業によって一つの車を完成させていきましたが、グループ対抗で速さを競うと、気持ちがあせって「ちょっとした作業ミスや失敗」を招いてしまいます。
指導者の方からは「ミスや失敗の原因はなんだったのか?」と聞かれました
「スピードにばかり頭がいって、あせってしまった」など、子ども達の答えを聞いて、「そうですか、ちゃんとわかっているね・・・ミスを犯したときに、その原因がわかっているかどうかが、大きな違いになってきます。わかっていなければ、また同じミスをしてしまうかもしれませんからね。」と、大切なアドバイスをいただきました。
どんな仕事でも、作業効率を考えながらの「速さ」も、もちろん重要ですが、同時に「正確さ」も同じように重要な要素であることを学びました。
また、やはりこれも何をするときにも大切なことですが、作業の全行程を通して、ゴールをイメージしながら、きちんと手順を踏んでいくことが特に求められます。
プログラミング的思考は、これからも日本が世界で通用し続けていくために、ますます求められていることです。
ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
校長室より・・・(地域学校保健委員会)
日光中と清滝小に本校を加えて、3校合同で「地域学校保健委員会」が開催されました。
中学生と小学校高学年の児童生徒を対象に、地域や保護者の皆様にもご参加いただいての開催でした。
東京から、「NPO法人体験型安全教育支援機構代表理事」を講師としてお招きし、「命を守る力をつけよう」と題しての講話と、実践(体験)学習を実施していただきました。
不審者の心理や行動傾向を知ることで、事前に危険を回避する方法や、更には、危険な状況までいってしまったときの対処法など、細かく説明していただきながらの学びとなりました。
犯罪加害者は、多くの傾向として、20mほど離れた辺りから「ターゲット」を選択していく傾向にあるそうです。
なので、一人で歩いているときなどは特に、自分の前後左右20mほどのところまで、注意を払っていることが大切なのだそうです。
今回は特に、地域や保護者の皆様にも「大人の立場」で参加・参観していただいたことで、地域ぐるみの安全対策につなげることができたと思います
地域駐在所々長もご参加くださいました。
実際に被害にあった人の多くが「わずか3mほどしか逃げていなかった」ということが、わかってきているそうです。
この内容を、地域にお住まいの他の方々にも、何かの機会に、ぜひ広めていただければありがたいです。
ご参加いただいた皆様に、感謝申し上げます。