校長室より・・・いよいよ卒業式
今日は、私の個人的な感傷ですが・・・ご容赦ください。
いよいよ卒業式です。
6年生と過ごした時間はわずか一年でしたが、中身の濃い一年でした。
年度の後半は、書写の授業全てに関わることができ、学級担任にお願いしながら、
道徳の授業も何度かやらせてもらうことができました。
その都度、何を伝えてもどんどん身につけていく吸収力の高さに、
教える側の私がしばしば励まされてきました。
「乏しい自分自身をもって、他に教えることは難しいが、人間は他に教え、
その人が信念を確立してくれることが、私の信念を確立せしめる所以(ゆえん)なのだ」
私の「人生の師」ともいうべき方の言葉です。
30年前、私も「他に教える立場」となり、教壇に立てることの喜びや責任を痛感しながら、
何とかここまで歩んできました。
今年、私が6年生に伝えたかったことの中から、彼らが信念を確立するための「種」を手にしてくれたとしたならば、
それは教師冥利に尽きるのですが、どうだったのでしょうか?
いずれにしろ、卒業生一人一人に色々な思いを感じつつ・・・校長として、そんな卒業式を迎えられたことに感謝しています。
これまで、様々な場面で6年生にご支援や応援をいただいた、地域、保護者の皆様、この場にても感謝申し上げます。
ありがとうございました。
下級生達が協力して、立派な式場が完成しました。
今日はきっといい日になります。